胡桃屋ましみん／肉妻通信 (富士美コミックス)

肉妻通信 (富士美コミックス)

　初単行本ですね、このPNでは*1。表紙は良い感じです。安定した作画だし、読後感は悪いのが多いものの話の構成はそう悪くないんです。丁寧に作っている印象もあって好感持てるだけに余計にもっと上に行けるようになってほしいと思いました。ようするに、なんていうか、全体的に魅力が足りてない印象が残りました。あくまで中堅作家じゃなく大物になるとしたらの話ですが。
　別に表情などの表現力が足りないとかじゃなく、・・・、話にもうひとひねり欲しいとか、工口がまだ足りないとか、目が寄りすぎてるとか、乳の形がちょっと納得いかないとか、でも服を着ている状態での形は嫌いじゃないとか、かなり細かい話なんですが、まとまって読むとそれを感じました。まあこんな細かいことを問題するよりも、何か大きなセールスポイントが欲しいなぁ、と一読者ながらに考えてました。絵はこれはこれで個性だと思うので、キャラ設定やストーリーづくりかなぁ。ある意味、絵を変えるより遙かに難しいかもしれませんけど。この辺は編集さんにお任せして、今後の活躍に期待しましょう。

*1:コミック桃姫07年11月号から「ましみゆき」から変更。司書房時代からのものだったので決別の意味か、あるいは、よくある前のPNでは・・・。別PN：みしまゆき