KEPPI/おとめみるく

絵:★★★☆☆、話:■■■□□、愛:♥♥♥♡♡、次回購入意欲:♪♪♪

おとめみるく (TENMAコミックス)

おとめみるく (TENMAコミックス)

 KEPPIさんの4冊目です。前作から結構かかった気がします。独特の顔と等身のため、すぐKEPPIさんの作品だとわかるんですが、最近あまり書店に行けなかったこともあって、新刊をスルーしてしまってました。個人的に作画の好みが2作目の『ゆーわく―超姉萌え (プラザコミックス)』をピークにして少しずつ遠ざかっている気がしますが、それでも読み始めると安定した良作が揃ってるので買って損した感がない作家のひとりです。作画で少し気になったのがいつにも増して口の内側の描き方。昔からそう変わってはないんですが、以前より縦線をラフに書くようになったためか、やけに目につき、「ハートの磁石N」の16ページめのひとコマめなどは一瞬ちょび髭に見えました。普通にトーンでグレー一色にしてもらったほうが気にならないんですがねぇ。そういう描き方の作品だってあるわけですから。かなり細かい話をしてしまいましたが、こうしてピックアップしてしまうとますます気になってしまいました(自爆)。ん、でも「ハートの磁石」の作品群だけみたいですね。最近の作品はそうでもないし。直されているなら不問でしたね。
 基本的にこの作家の描く女性キャラの魅力(考え方や性格や表情)が好きなんですが、いつも「姉」ものが多いのも特徴。年上萌え〜な作品をよく読むのは隠しようがない事実ではありますが、今回もしっかり入ってはいますが(数だけでなく、ストーリーもちょっと悲しいものが)、前作までの本と比べればそれよりもタイトルどおり母乳にこだわった作品が多いです。しかも工口マンガの世界では「体質」の一言で子供産んでいようがいまいが関係なしに母乳が出ますので今回その母乳が出る女性陣も子供を産んで出るようになった設定はなかったんじゃないかと ^^; 相変わらずまとまりのない感想になってしまいましたが、乳好きなのに未読な人にはぜひ一読してもらい作家です。