重松清/ブランケット・キャッツ

話:■■■■□、次回購入意欲:♪♪♪♪

ブランケット・キャッツ

ブランケット・キャッツ

 レンタルするネコのお話。読む前はちょっとモノ扱いしている感じに抵抗ありましたけど、お話を読んでいるとそんなネガティブな発想は起きませんでした。作品は単にネコかわいがり〜みたいなお話ではなく、ネコにまつわるいいお話ばかりでした。ちょっとした言葉ひとつにもいろいろ考えさせるものがありましたし。さすがは重松氏というところでしょうか。
 私は生まれたときから両親の居る実家に居た頃まで、ずっと猫と共に生活してきました。クロネコ*1との生活が最も長く、楽しい思い出をいっぱいもらいました。そして...普通ネコは最期を迎える時姿を消すのですが(3匹中2匹がそうでした)、そのクロネコはとある事情から私が看病する中で息をひきとりました。まだ大人になりきってなかった私にとって初めて直面した大切な家族の死であり、今思い出しても*2・・・やべ、既に大泣きだよ...(ToT)

 こんな出張だらけの仕事ではネコとともに暮らすなんて夢のまた夢。仕事にネコを同席させてもいいなんて仕事ないもんですかねぇ。自営業あるいはヒキコモリの個人投資家とかじゃないと無理かなぁ。せめて自炊できるネコたんが居るといいんですが、いるわけないし。まあなんにしても、ヒトとして猫のように人生を送るのが私の夢です。

*1:実名はおそらく日本で唯一と思われるほど特殊なので秘密♪

*2:死も悲しかったですが、それ以上に死の淵で体が硬直し始めている中で見せてくれた行動の男気と誇り高さに父と一緒に感泣