知らなかった訃報

 今日は会社から早く帰ったため、のんびり読書(主に工口)やDVD観賞。おもむろに積み本の中から姫盗人6月号を手にしてぺらぺら(一度既読済)。巻末の読書コーナー(=葉書職人補完計画)をいつになく熟読。今月のテーマ「初めて買った姫盗人」に対して、おっ、三峯氏も創刊号を買ってたのかよ*1、とか、ある時期消しが強すぎて買うのを止めてしまったけど今はまた良くなってます、という投稿に、そういう時期あったよなぁ〜と同意してみたり。すると『う〜とむ先生の「義母、義姉モノ」がスキだったのですが。残念です』。えぇっ?! 「う〜とむ先生は本当残念…<中略>(涙) でもみんなの記憶にはしっかりと残り続けていくよ! まだ書店で見るし消えたんじゃないんだよ♪」の返し。マ、マジですか〜。名前が出た瞬間、まったく最近見ないなぁとは思い起こしてたわけですけど...*2 なんかデジャヴュを感じて検索したら以前も刹奈さんの時に...。人並みにこのジャンルの漫画は読んでいるつもりですが、連載中に訃報があったならまだしも読み切り作家の場合わかんないんだよなぁ。う〜とむ氏の場合毎月掲載されていた時期もあったと思うけど、読者や編集者欄って結構流してるからなぁ。
 こういう流れになったので、しまっている段ボールを開けて探しましたよ〜。そしたらあったあった。

桃汁娘 (別冊エースファイブコミックス)

桃汁娘 (別冊エースファイブコミックス)

  • 作者: う~とむ
  • 出版社/メーカー: 松文館
  • 発行日: 2005/11/21
  • メディア: コミック

 これが最後の本ですか。そうそう、これまでと違ってお姉さんキャラも出てきたんで何となく覚えてる。某書店のWEBによると...既刊は全部で9冊。所有しているのは1,2,3,..,8,9! おぉっ、制覇してた。ロリ作家だし((一応当時の姫盗人では明らかに見た目が幼児でも『この漫画に登場する人物は、すべて18歳以上です』と書いてましたが))、4年半で9冊と決して少なくない量産ペースに最後までつきあってた当時の自分の評価が思い出せない。

・・・・・・・。
 というわけで、しばらく読み返していたんですが・・・結構好きだったことを思い出しました。そんなことも忘れていたことになんか急に悲しくなってきました。脱線にもほどがあると思うし、今頃する話でもないか、という気もしましたが、書いてしまいました。なんだかんだ言っても、すぐに作家名と作品の絵柄が頭に浮かぶ漫画家って何百人も居る訳じゃなく、間違いなく記憶に残った作家だっただけに残念です。絵も後半すごくよくなってたし読み切りでもきちんと話を締める上手さがある人でした。
 話が古すぎてWEB検索しても直接の記事は残っていませんでしたが、その途中、草野たかゆき氏まで亡くなっていることを知りました。私自身、知ることで寂しく感じる以外何も変わることはないのかもしれませんが、知らないよりはいいと思うのはなぜなんでしょうね。
 とにかく昨夜は遺作ばかり読んでいて、この日記を更新するのを忘れてました。あ〜、そういえば明後日部屋に人が来るし、また本を片付け直さないといけない。別に工口本隠す気もなく*3単に机の上を片付けるだけですが。しかし、やっぱり本はかさばる。絵も含めて楽しむのだからマンガを読むのは絶対紙がいいと思うんだが(デジタルデータって消えてしまいそうなのもいやだし)、片付けるときはデジタルデータにならんもんかといつも思う。そういや仕事で無関係な技術開発をしているわけでもないし、自分で実現しろってか。とりあえず両手が空く、空間投影タイプの超高精細HMDのほうが優先だな。

*1:ため口

*2:それにしても、どんだけ、非タイムリーなネタなんだ。しかも前振り長すぎ..

*3:これだけの量、隠しようもないし...