音無響介/公開挿入
絵:★★★★★、話:■■■■■、愛:♥♥♥♥♡、次回購入意欲:♪♪♪♪♪
- 作者: 音無響介
- 出版社/メーカー: ティーアイネット
- 発売日: 2008/05/02
- メディア: コミック
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内容ですが、最初の連作「雪の夜のマドンナ」は巻頭からかなりきつい話が続きます。最近リアルでひどい父娘相姦の事件が起こっていましたが、この本も父が娘*1を使って性欲処理しているシーンから始まります。母親は既に他界しているらしく、毛も生えそろわない頃に父に犯されて以来、ずっと処理の捌け口として使われ、現在は兄弟の二人からも便所扱い。何より哀しいのが奴隷のような応答で彼らに奉仕する一方、そんな状況でもどこか助けを求める気持ちが残っていたこと。そんなある日、弟が友人を何人か連れて帰宅し早速無修正のAV鑑賞会。飲み物を持って入ってきた姉 雪音を呼び止める弟。後はおきまりの輪姦コース。ひどい仕打ちを受け続けながらもどこかに線引きをして気持ちが折れないようにしていた雪音だったが、際限のない便器扱いに翌日・・・。ここからクライマックスにかけては是非実際に読んで欲しいですね。かなり恥ずかしい(照れる)セリフが飛び出ますが、まさかのハッピーエンドでした。前半の仕打ちが消えさるわけじゃありませんが、ラストのコマまでよくまとまっていたと思います。
次の「いとしのナマクラ」という話も一旦底に近いところまで落とし込みながら後編では前編を吹き飛ばす大展開(笑) 毒島先輩みじめ〜。巻末の読み切りは既刊本路線でひどい展開はなく純粋にエロを楽しむ内容になってました。
総じて、これは期待以上の出来だったと思います。正直女の子はそんなに可愛くないのですがエッチな話を楽しむなら全く不問のレベルですし絵が下手なわけでもない。相変わらずのページいっぱいに描いた男のアレが迫力あるし、個人的にはこの鬼畜展開からよくあのエンディングにもっていけるもんだとちょっと感心してしまいました。まあこれだけの展開を自然とは言えないのですが、無茶苦茶な流れになっていない点は素直に評価したいと思いました。リアルは終わりよければすべて良しとはいきませんが、漫画だけは救われた気持ちになれますね。
*1:義理かもしれない