みた森たつや/僕と彼女のホント

絵:★★★★★、話:■■■■■、愛:♥♥♥♥♥、次回購入意欲:♪♪♪♪♪

[isbn:9784253255394:detail] 5月も半ばを過ぎ、もはやこのブログ日記で語りたいものを忘れかけていたところでしたが、やっと出ました♪ 体調悪いままなのでふらふらしながら早売りの店から購入。帯の惹句は『おっぱい漫画の至宝♡爆誕!!』(笑)出版社もわかってはるわ。雑誌掲載時では1、2話と5話しか読んでなかったんですが直感でこの作品はいいおっぱいマンガになると確信し、それ以降ヤンチャン烈の雑誌チェックを封印し単行本発売を楽しみにしていました。もっともその直感の裏には、みた森氏にこのくらいのエッチ度で楽しいラブコメ作品を期待していた個人的なニーズもあったわけですが。

 この作品にはおっぱい大好きな受験生弘樹(主人公)と、最強のおっぱいをもつメグ姉(恵。ご近所さんの女子大生。弘樹の家庭教師)と最高のおっぱいをもつ立花亜弓(クラスメイトの図書委員)の二人のヒロインが登場。真顔でおっぱい最高と叫びだしそうなノリのお話ですから全体的にテンション高めの設定ですが、冒頭からクライマックスまで非常に楽しめる作品だったと思います。にやにや感もドキドキ感も味わえましたし。まあ、ラストのほうでのオヤジさんのカミングアウトにはヒロインたちと一緒になってドン引きしてしまいましたが、少し時間をおいてこの感想を書いている今考えてみると、こういうのもみた森氏らしいかなと容認しちゃいました。この3人にとって必要な設定どころか弘樹自身が悩んだとおりこれまでのヒロイン二人の気持ち自体を疑うことになりかねないわけですから。それでも作品のラストのサプライズとしては十分なインパクトがあったし、数あるおっぱい漫画でこのネタ*1を使ったのは私の知る範囲では初だったので記憶に残る作品になりそうです。
 ところで副題に「おっぱい星人でゴメン!」とありますが、おっぱい星人ってタモリボキャブラ天国で使ったのが最初だったらしいですね(Wikiなどが正しいなら)。当時リアルタイムで番組を観てた記憶がありましたがあまりにも自然に頭に入ってきた言葉だったので幼いころから普通に使われている言葉だと思っていました。隠すまでもなく私もその一人でしかもブロンドグラマー好き。昔、欧州で仕事すると決まった時、悪友からも祝福を受けましたが正直にやけ顔が隠せなかった記憶が。ま、残念ながら職場の女性に金髪はいても肝心なモノは日本人並みでしたが(セクハラ)。ともかく、この本にはセックスシーンがまったくないので純粋におっぱいネタで楽しめるラブコメ好きにお薦めします。工口度なら表紙絵が一番なくらいですから中学生辺りでも読んで大丈夫じゃないでしょうか。
 最後に蛇足ですが気になっていることがひとつ。カバーの折り返し絵の女性はいったい誰なんでしょうか? メガネもかけてないし髪型も違うのでメグ姉ではないと思いますけど...。メグ姉の母親*2

*1:ネタバレなのでナイショ

*2:作中では写真に小さく登場しただけ