ビューティ・ヘア/蓮美ちゃんの淫罪

絵:★★★★☆、話:■■■□□、愛:♥♥♥♡♡、次回作購入意欲:♪♪♪

蓮美ちゃんの淫罪 (メガストアコミックスシリーズ No. 170)

蓮美ちゃんの淫罪 (メガストアコミックスシリーズ No. 170)

 相変わらず精力的に新刊出されてます。いろんなこと*1があっても松文館だけで出版されてたし、このまま専属かと思った時期もありましたが、こうして無事コアからも出版。まあリアル系のエロい絵であることを国家(法)が認めた作家ですから絵的な面で私がどうこう言うレベルじゃないはずなんですが、いろいろ気になることのある作品でした。
 で、実際、話がわかりにくいだの、キャラクタの描き分けができてないなどといろいろ思いながら読んでいたわけですが、ラストまで読んでしまうとあまり悪口の言えない出来に、どういう風に感想を書くべきか混乱してしまいました。第1話の展開には強い不満を感じたし3話まではテンション下がり気味。4話以降はエロ展開がよくなりましたが最終回になるまでわかりにくいと感じていたことがあり悪い印象が支配的でした。結局、全体を通した印象が前後半でばらつき、しかもその理由がもろネタばれになるため感想に書けないという作品でしたが、決して悪い作品ではなかったいうことだけは言えると思います。あまりエロ絵に重点を置いて話を適当に読み流すと、ラストがなんのことかわからないかもしれません。また「翼」を使った演出が最初からラストまでつながっているのですが、これ自体にあまり意味を感じないこともあり、全体的に演出の点で問題があったと思いました。率直に言えば、最初から蓮美ちゃんを純真だけどアナル大好きな新聞部員にしてそれを武器に事件を追いかけさせるだけのストーリーでもエロマンガ的にOKでした。いろんな意味でわかりにくさが評価を落とした気がします。

*1:この国のケ○サツが文字通り権力(正確にはOBか)の犬だったことを思い知らされた、忘れられない不愉快な事件