はっとりみつる/ケンコー全裸系水泳部 ウミショー9巻限定版

絵:★★★★☆、話:■■■■☆、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

[isbn:9784063621143:detail] とにかくこれが最終巻。個人的にウミショーとも直接関係ないイラスト集をつけた意味は、週刊連載という大きな仕事を終えたことで、ひとつの区切りをつける意味があったんだろうなと勝手に解釈してます。本編はいつものように元気でノリノリ。少年誌ながら本当に効く媚薬入りチョコが登場し、しずおかさんと沖浦が後一歩のところまでいったのは惜しかった。キスまで行ってればその後の展開がおもしろかったのに。水泳大会では人魚のトラウマがある部長 沖浦が泳いだことより、あの武田が活躍していたことがショック(笑 しかし、最終巻の後半を目前にして新入生ネタで新キャラを何人も登場させている辺り、この頃はまだ終了する予定がなかったんでしょうかね。

 最終話を迎えて思うことは、はっとり氏のキャラマンガのファンの一人としてこのシリーズは個性キャラが多すぎたのがもったいない気がしました。もちろんメジャー誌の週刊連載ですから得意のキャラを出し惜しみしてる場合じゃないのですが、元気でまぶしい女の子より、ちょっと変だったりエッチな妄想娘に目がいくのはしかたなく、ヒロインの魅力をいつも突出させてきた過去の作品と比べるとそういうところがあまり感じられませんでした。私が主人公の沖浦だったら、しずおかさんにキモチが傾いた気がします。とまあ敢えて苦言みたいなことを言ってみちゃったりしましたが、読んで楽しかったのは間違いない事実。次の仕事が何かはまだ知りませんが、この経験はきっとプラスになるはず。
 ちなみに、発売予定日の2日前から発売日当日まで都内15軒ほど書店を回りましたが、普段の私の利用店*1で限定版を扱ってたのはなんと1店舗のみ(ジュンク堂)。後日、某とらのあなで限定版は売り切れと書いてありましたが発売日前後も通常版しかなかったんですけど、そのお店は。絶対あれは仕入れてなかったね。

*1:紀伊国屋書泉グランデとらのあな 2店舗、まんがの森、GAMERS、新宿書店 2店舗、たちばな書店、コミック高岡、オータムリーフ、その他常連早売り店3つ。そういえばメロンブックス三省堂に行ってなかった