羽沢向一(はざわこういち)、挿絵:みやびつづる/隣の人妻と女教師と僕

話:■■■■□、挿し絵:★★★★☆、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪

 キルタイムからリアルドリーム文庫というのが創刊。官能小説というと通常リアル系の絵が主流ですが、この文庫は現在成年コミックで活躍している漫画家を挿し絵に採用することを特徴のひとつにしているようです。この本以外に、旅人和弘氏も出ていたし、今後終焉氏の挿し絵でも新刊が出るようです。文体はこの本はややあっさりした感じでしたが、劇画臭がなかったので最近主流の成年コミックを読んでいる人が挿し絵同様ターゲットだという印象を持ちました。最近エロマンガばかり読んでいるせいか、官能小説では「じゅぶじゅぶ」などの擬音が入らないのが非常に物足りなくなってきています。まあそういう擬音を文章に書く小説がないわけじゃないんですけど絵文字で書くのには敵わない感じがします。なお、文字サイズが大きくて、文章の絶対量が少なくて正直物足りないかなぁ。
 なお挿し絵は数え間違いでなければ6枚。ほぼ各章に1枚という割合。おまけのしおりは表紙絵と同じ。さすがに電車の中では使えませんでした。