恩田チロ/恋するネイキッドガール

絵:★★★★☆、話:■■■■□、愛:♥♥♥♥♥、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

恋するネイキッドガール (バンブーコミックス)

恋するネイキッドガール (バンブーコミックス)

 [http://d.hatena.ne.jp/vbanboo/20070921:title=ワニ]に続き、竹書房から2冊目です。いきなり月刊ビタマンに掲載されてるのを知ったときは、ハルミチヒロさんと絵柄被ってるし安定性で負けてるし大丈夫なのかと思ったりしましたが気がつけば着実に存在感を示して、快楽天ヤングコミック、プルメロなど毎月2本以上のペースで活躍されてます。最近では、まだ読んだことはないですが、ドラゴンエイジピュアやohスーパージャンプ週刊漫画TIMESと更に活躍の場を広げ、着実に息の長い漫画家として成長されているようです。いやぁ、ほんと嬉しいですね、期待していた好きな作家が活躍していくのを目にできて。

 今回の本は最初から最後までラブデレな真っ正面の恋愛ストーリー。工口マンガ的な展開はないけど読むとホッとする作品は恩田さんらしい良さが出ていたと思います。絵の魅力は言うまでもなく、どれもショートだけど二人の気持ちがよく描けていて、きちんと流れを作って話をまとめられている点も好感もてました*1。9作品と描き下ろしショート1編が載ってますがどの作品も良さがあり敢えて好きな作品を選ぶ意味もありませんけど「スノーホワイト」や「まつりのよるに」の2作品はいい感じに余韻が残って好きですね。なお、ブログによると6月30日発売のビタマンからデジタル原稿になったそうです。アナログ原稿の時より良くなる作家もいれば悪くなる作家もいますが、どちらでしょうね。8月号のことすっかり買い忘れてました。^^; なお、カバー下には登場ヒロインが水着コンテスト風に勢揃いしたおまけイラストが載ってます。

*1:一発オチが悪いとはいいませんが