音乃夏(おとのなつ)/パフパフッ!

絵:★★★★☆、話:■■■■□、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

[isbn:9784862524324:detail] コア初単行本です。昨年エンジェルから出た「[isbn:9784873062686:title]」を入れると通巻2冊目となります。と、さも購入済みのようなことを書いていますがどうも前作の発売当時海外出張続きで買いそびれてました。雑誌掲載の作品を何度か読んでいて出たら買おうと思ってたのですがいい加減なもんです。初単行本はまた今度にして、今回の作品です。

 表紙の妹キャラはまあまあとして、意外にカラーページの塗りが単調で上手くありません。最近格別上手い人が増えてるだけに素人目でも少し感じてしまいます。白黒や多色だけでも済んでた時代と違い大変ですよね。全員が全員高価なCG作成環境を所有しているわけじゃなし、印刷映えする手塗りなんて相当技術力必要そうだし。白黒絵もやや影の付け方に違和感ありました。それでもこの方の絵には単に髪型を変えただけじゃないキャラクタの描き分けが見られるので気に入ってます。一説には安定していないだけという見方もあるのですが不思議とそうじゃない気がして、結果的にたくさんのストーリーを楽しんだという満足感があります。なにより女性キャラの絵柄が私の好きな系統に含まれているので作品に没入しやすいのがまとめ読みしたくなる最大の理由だと思います。表紙絵の妹キャラ「あや」は本編のほうがやや幼く、エッチな体に反して行動も表情もすべてが可愛いく描けててよかったし、特に『周回遅れ』という作品に登場の幼なじみで養護教諭の「ハル姉」は私のお気に入りキャラクタでした。たばこを吸ってるときのアネゴ〜って顔が、キスをした直後乙女の表情に変わるのですが(王道パターンかもしれませんが)非常によかったです。しかもラストにはハル姉の気持ちをしっかり受け止めた年下の男子高生 純とのラブストーリーが始まる前に終わってて余韻もよく一番の作品でした。おっぱいもタイトルどおりパフパフしたくなる質感があり、巨乳作家と呼ぶほどのフェチ感ははなかったものの十分堪能させてもらいました。結構コンビニ誌なんかで今後活躍してくれそうな期待もあって楽しみにしたいと思います。