葵ヒトリ／犯りたい人妻
絵：★★★★☆、話：■■■■□、愛：♥♥♥♡♡、次回作購入意欲：♪♪♪♪
[f:id:vbanboo:20080727080356j:image:h160:right]2年ぶり4冊目。多分葵ヒトリをよく知る工口漫画読者は全員この表紙絵は誰が描いた？と思ったはず。カラーの塗りが別人なのは言うまでもなく絵そのものが違うんじゃないかと。そのくらい目を惹きましたね、今回の表紙絵は。あとがきによると葛城ゆうさんがカラー塗りをされたそうですが、全体的な塗りの違いも実際大きいですが、目の描き方をはじめ非常に洗練された印象を受けます。右絵は２つ前の作品の表紙絵です。この頃から本編の絵は今と大きな差がないので、話の冒頭にあるとおり、誰？の絵と思ったわけです。以前から、やぼったい印象を受けるどんぐり眼よりも、やや細い目の表情に色気を感じていたので、今後は是非この方向で絵を統一＆進化されるといいなぁと思いました。
とまあ、ずうずうしくもプロの作家の絵、しかもこの方の絵の個性でもある目の描写に注文をつける暴挙で始まりましたが、キャリアが長い割にいまいちメジャー工口漫画家になりきってない気がするため、一読者として言いたいことを言わせて貰いました。実際、オリジナリティ溢れる話ばかりではないですが、人妻モノを中心にしたストーリーは以前から読んで楽しめるものが多く、絵は正直私の好みじゃないものの、安心して買える作家のひとりだと思ってます。寝とられモノは全くだめという人には今回の話はやや重いかもしれませんが、全然力ずくでもないしもちろん薬を使うようなこともないので、「人妻は断れない」という作品のように人妻が抑えきれない性の欲求に流され溺れていく王道ストーリーを始め、楽しめる作品で構成されてます。
