艶々(作画)×みなかみゆう(原作)/我妻姉弟 背徳編

絵:★★★★★、話:■■□□□、愛:♥♥♥♥♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪

我妻姉弟 背徳編 (富士美コミックス)

我妻姉弟 背徳編 (富士美コミックス)

 現在メンズヤングで連載している『家政婦(メイド)のミツコさん』はおもしろい。ペンギンクラブ山賊版で短編隔月連載の『淫の生まれる部屋』は今回4話まで収録されてますが、いずれも非常にヒロインの女性が明るくて非常に新鮮な感覚で楽しんでます。艶々氏のキャラとしては新しい魅力を感じます。要するに何でも描けるってことなんですよね。こういうベテランがいつまでも元気なので新人作家は大変だわ。読み手としては安心して買える作家が多いのは嬉しい限りですけど。表題の作品は前作の続きとなる、いつもの(と言っていいのかな)背徳モノなんですが綾ネエと主人公の弟・祐司の二人が関係を持つまでに14話もかけたのが過去にない展開で、これまた新鮮でした。普通、眼鏡かけたサラリーマンの旦那(綾ネエの主人)といえば淡泊なのがセオリーなのにかなり濃いセックスするのもおもしろく、敢えて定番と違う展開をしてみたとも言えますが無事エンディングを迎えました。正直前巻の時の感想では少し回り道している感じがして不満を漏らした記憶がありますけど、こうして振り返るときちんとまとめてきますね。