作画:李秀顯、原作:林達永/アンバランス×2(3)

絵:★★★★☆、話:■■■□□、愛:♥♥♥♡♡、次回購入意欲:♪♪♪

アンバランス×2 (3) (ヴァルキリーコミックス)

アンバランス×2 (3) (ヴァルキリーコミックス)

 エロ専門で読み切りが好きだというわけじゃないんですが、エロ抜き一般向けの恋愛系コミックスは5巻以上買うことはどういうわけかめったにありません。やめるなら早いほうがいいし、正直キスひとつにもったいつける純情マンガは最近読むのが面倒になってきて...。この作品はそういう点では微妙なバランスにあって、特に主人公の神門(みかど)が考えなしでバカ*1なのが読んでて少々イラつくのがマイナスで、女性キャラのプラス要素と後はストーリー展開次第というところでした。今回滑り込みセーフとでもいうか、ラストページで大きな展開があり、次巻につながりそうです。作者の術中にはまっているような気もしますが...。
 この巻は前巻の嘘を引きずって、更に嘘を重ねてクラスメイトの杉原を身代わりにしてすぐにばれるという痛い展開。それを全然悪いことだと思わない神門には不愉快極まりないダメっぷりに失望。友人がぶん殴る演出を入れたのはGJでした。好きな映画のためなら周りが見えない性格とも通じるものがあるんでしょうけど、結局自分が一番大切なんでしょうね、こいつ。果たしてラストに見せた気持ちが単に美人でナイスバディの先生との関係が離れそうなのを惜しくて引き留めただけなのかどうか。次巻以降の行動は重要。

*1:映画に夢中で周りが見えてないからなんででしょうけど