わらしべ/粘膜接触空間

絵:★★★☆☆、話:■■■■□、愛:♥♥♥♡♡、次回作購入意欲:♪♪♪♪♪

粘膜接触空間 (富士美コミックス)

粘膜接触空間 (富士美コミックス)

 待望の初単行本です。表紙絵はちょっと記憶にある絵柄と違ってたんですが最近こんな感じになってるんでしょうか。この絵だとまるで・・・のよう。

 巻頭の作品は定番。気になる隣のお姉さん あずささんの下着に手を出した少年。捕まってオナニー強要(しかし目の前に居る本人の下着でこすらせてくれるのは罰になってないんじゃ?!)。そのまま足コキ「サービス」を受けてフィニッシュさせてもらってるし(w。なすがままの少年を見て感極まる様子がよく描けてます。ちょっと攻守の逆転があっさりしすぎてますが、あれだけやった後のラストのセリフは良かったです。作品解説に書いてあったように少々線が太い*2のと、これだけの痴態をカーテンなしの1階リビングでやってのけたのは気になりましたけど。 2つめの作品の冒頭で女の子がふらふらと歩く絵が記憶にあって表紙絵にわらしべ氏の絵柄として違和感を感じてたようです。なんか可愛いなぁって感じるんです。それだけに後のハード展開は可哀想でしたがラストで素質*3開花したようで本人的にはOK? 3,4つめの作品は近親相姦モノですが、盛り上がるまでの展開がうまい作家ですね。3つめの作品のラストで母親は二人が登校するのを背後から見て「本当になかよしなのねぇ」とひと言。恐らく手をつないだシーンを見てのことなんでしょうけど、ずぶ濡れで中出し汁をこぼす股間が後ろから丸見えの絵でしたから、思わずゾクッとしました。これを見て笑顔で見送ってるとしたら、と。5つめの作品では、ツンデレお嬢様が抱き枕にするほど好きな男子にプレゼントをするのですが(本人の意志ではありませんけど)、せいぜい裸をリボン結びした程度の絵を想像してたので、この展開は予測外。この後のエッチもいい展開でしたが、フィニッシュの直後に二人を隔てていた箱が開いて重なるように抱き合う演出は細かいことですが重要だと思いましたね。オチには笑いました、このカップルの行く末が心配で。
 その他の作品も期待を十分に満たす出来で、また楽しみな作家が増えました。絵はまだまだ満足してないし,個々の演出も既存のものだったりと成長余地は山ほどありそうですが、何かエロの見せ方がフィーリングに合うんです。「男はオオカミ 女は××(ちょめちょめ)」という作品で、酔いつぶれた先輩が無防備に胸を大きくはだけて、ノーブラなことに我慢できずに手をだしちゃうお約束展開なんですが、乳首を丸見えにする寸前に、小さいけど2コマほど普段の先輩の絵を挿入し、一瞬現実に戻しておいて、ボンッとおっぱいのアップ絵。これもお決まりのテクニックのひとつなんでしょうけど、そういう積み重ねが作品全体で感じられると心地いいというかエロ妄想が広がるんですよね。いずれは富士美の桃姫レーベルから帯付きで単行本が出せるといいですね。

*1:神野けい

*2:ご本人としては初フルデジタル作品のためらしい

*3:痴女