ながしま超助/ぶらコン (1)
絵:■■■■□、話:■■■■■、愛:■■■■□、次回作購入意欲:■■■■■
- 作者: ながしま超助
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/03/16
- メディア: コミック
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漫画TIMESという誌面は全くエロを禁じているわけでもありませんが、この作品はそっちの期待ではなくストーリーを楽しむ目的で買って欲しいと思います。女性を美しく魅せる下着のすばらしさを豊富なおっぱい描写で楽しませてくれるのも作品の見所ではありますが、感動的なお話が多く、これは長く続いて欲しいシリーズになりそうです。印象に残ったのはモデル桐山春奈のお話で、リストカットする小さいコマ割りの後に真っ黒にベタ塗りした後ろ髪に始まり徐々に露わになる彼女が抱える狂気と不安。「ひとりじゃ眠れないよ…」とつぶやく彼女の表情はほんと恐かったです。シリアス展開もこれまで描かれたことはありましたがここまで踏み込んだ描写は新しい表現の幅を感じました。こういう描写があったからこそ、最後に見せた彼女の涙にはジーンと来ましたね。
下着というアイテムを前面に出したストーリーではありますが、描きたいのは女性自身であり心の傷や愛し方などテーマは深いと感じました。などと深読みしつつ、少し時間を置いて読み直したら、おっぱいは谷間くっきりの巨乳だけじゃなく、やや離れたおっぱいや垂れ乳でもすばらしいんだというおっぱい讃歌の漫画のような気も・・・。最近爆乳キャラが減ったと寂しく感じるファンに対して新たな楽しみ方を魅せようとしているのかと思ってみたり。