祭丘ヒデユキ(まつりおかひでゆき)/シャングラッド神紀

絵:■■■■■、話:■■■■■、愛:■■■□□、次回作購入意欲:■■■■■

シャングラッド神紀 (チャンピオンREDコミックス)

シャングラッド神紀 (チャンピオンREDコミックス)

 こちらも基本エロ抜きの作品。既刊の「レ研」「コングラッチュレイプ」は今でもある種超えることができない作品として大事に保管しています。自分の中で半ば伝説化しつつあっただけに約7年ぶりの新作には否が応でも期待が膨らんでいました。ただし掲載されていた雑誌がチャンピオンREDという一般紙ですから中身がまったく予測不能。多少の不安を感じつつ読んでみましたが、まぎれもなく祭丘氏の作品。手抜きを超えたふざけた絵も描く人ですが、このくらいの作画力があることもわかってましたので驚きこそしませんでしたが全編力強く描きこまれたスピード感溢れるアクションシーンなど見所いっぱいでした。元々シリアスも描く作家ですから、題材もよかったと思います。主人公は首だけになった破壊神シヴァと人間ウマー。無神論者を語り、次々と悪政を治める神ならざるものを倒していくお話。笑いのセンスなどぜんぜん錆びてないんですが、前作以降どういう仕事をしてたんでしょうかね。たまに読み切りみたいなのを描いてたんでしょうか・・・。
 この作品、まだ話は完結してません。本の売れ行き次第らしいので、とりあえず世界の辺境*1でプッシュプッシュ。なお途中線がやけに薄いページがありますが、これは印刷ミスじゃないらしいので気にしないのがいいようです。

*1:このブログのこと