鏡裕之/魔女にタッチ

ストーリー:■■■■□、イラスト:■■■■□、愛:■■■□□、総評:■■■■

魔女にタッチ! (HJ文庫)

魔女にタッチ! (HJ文庫)

 最近は成年向け以外のメディアでもおっぱいや乳首をみせてエロ路線に走るものが前以上に増えた気がしますがラノベも例外ではありません。この作品は魔女の力で人間離れしたプロポーションを身につけた女性二人が魔厄から自分の若さとおっぱいを守るため、魔界から認定された「揉み男」に両手で13回以上揉み続けて貰わなければならなくなるというお話。もちろん単なる性少年が揉み男ではあっという間に話が終わってしまうので、ここは一般モラルという壁、つまり、揉み男が自分の実弟だったり、気軽におっぱい揉ませる教育はされてないお嬢様という立場が立ちはだかります。もっとも後者は告白してしまえば自然な展開で揉みしだかれそうだし、もともと好き合ってたりするので、実質的に最初から障壁はなかったのに、姉が邪魔してしまうのです。もちろん理由はお約束。結果的に、とりあえず揉ませるまでは成功するのに、あと数回のところで邪魔が入るため、何回も揉み直すちょいエロシーンが繰り返し展開されるという算段です(w もはや、何度もおっぱいを揉ませるにはどういうストーリーが可能か考え抜いた末の結果のようです。更に単に揉ませてるだけじゃなく、快感を感じてしまう描写もエロを狙いすぎでした。そして、とどめがこのラノベのイラスト。先のぱいずりコミックを描いた、くりから氏なんです。さすがに乳首すら出すことはありませんが、おっぱい鷲掴みするイラストは何枚も登場し、作品にエロいムードを漂わせます。このラノベ、小学生だって読んでも構わないわけですから、自分がそんな年齢だったらかなりドキドキものだったと思います。
 官能小説レベルまで内容をエスカレートさせると読み手の数を減らしてしまいますが、1冊を通しておっぱいを揉むだけの話であっても、おっぱい絵師を採用しながら艶声の演出を添えれば十分この読者層には刺激的なのかもしれません。こういうバカ話、もちろん大好きです。