菊一もんじ／アナリスト

絵柄＆魅力：★★★☆☆、設定＆話：★★★★☆、愛＆エロス：★★★★★;、総評＆次巻期待度：★★★★

アナリスト (MUJIN COMICS)

　以前菊一氏のブログでアナルにモザイクがかかったと書いてあったのに読んでみると全然そんなことはなかったのでアレっ？と思ってましたが、表紙絵だけの話だったんですね。いやぁさすがにこれだけパックリ開いてはいくらアナルでも表紙絵は厳しいんじゃないでしょうかね。モラルを重んじる私の基準ですが...。
　それはともかく、エロいエロい。しょっぱなから犬あり、尿道あり、陥没ニプルに搾乳あり。アナルがメインであることには一点の曇りもありませんし、ますますエロ表現の幅が広がっているような印象です。現実には痛みのある行為かもしれませんけどエロマンガでは女性の穴は全身性感帯という暗黙ルールに基づきやりたい放題。単なるド忘れかもしれませんけど、尿道に尿を戻すのはよくある演出ですが、ザーメンを、しかもアナルとアソコと同時３発というのは新鮮でした。作家によっては尿道だろうがそのままペニスを挿入する方もいますが、チューブごしですから実際体位的にも簡単。三本同時に入れようと思ったら真ん中の担当が下曲がりじゃないと難しいですからねぇ。って何の話やら。もちろん別に新ネタでなくても魅せ方が違えばいいんですが、そういうこだわりが嬉しい。深い膣穴の奥に子宮口が顔を見せる性器描写はテーアイネット系エロの王道的手法ですが、興奮しきって大きく広がった肉厚の小陰唇やどう見ても使いすぎた影響のように盛り上がったアナル肉口など、顔の表情よりも手間をかけて描いていそうです。
　絵柄は正直言ってもうちょっと美人度や可愛さなどが欲しいところなんですが、今後も安心して買えるエロ作品を提供してくれそうです。