槍衣七五三太(やりいしめた)/あいらぶ!

絵柄&魅力:★★★★☆、設定&話:★★★★☆、愛&エロス:★★★★★;、総評&次巻期待度:★★★★

あいらぶ! (メガストアコミックスシリーズ No. 230)

あいらぶ! (メガストアコミックスシリーズ No. 230)

 前作から2年8ヶ月。随分時間かかった気がしますが精力的に同人活動されているようにも見えませんし他の出版社で書いてた情報もないし・・・。基本的に2ヶ月に1回ペースで描かれてましたが、メガストアH 2007年7,8月号と連続で原稿を落とし10月号に復帰。PCが壊れてたようで08年2月号に復帰したけどまた4月号で落とす。6,7月はメガストア系がリニューアルされて予告なしに9月号からメガストアで復活。アンケート結果を待ってから発注されたのか次に登場したのは09年1月号。で、4月号、6月号と掲載されて最新作はHotMilk8月号*1、という状況。なんか次回作がいつ出るのか不安になってしまいました…。それだけにこの新刊は堪能しないと。
 内容は前作同様純愛一直線のラブラブストーリー一色ですが単調さを感じさせない内容には満足。特に4話目の「甘い誘惑」で、頭なでなでされたときの反応や思わず幼なじみのおっぱいに指をうずめてしまったり、二人で陥没乳首を嘗めようと伸ばした舌が当たってそのままディープキスしてしまうなどいい雰囲気。清楚な印象が強い絵柄だし見事にアソコは無毛なので濃厚なエロスは感じませんけどエロ度が低いということもなく抜き目的で購入する多くの読者を裏切るようなこともないかと。
 ちなみに収録順に新しい作品なのですがメガストアに掲載されるようになった「甘い誘惑」以降、鼻の穴が消え、ノの字にだけになっちゃいました。以前からやや幼い少女には描かれてましたからバランスは悪くないし、ほとんど気にならなかったのですが、目の描き方と合わせて変わってしまったように思います。最近の流行なんでしょうかね。萌えに特化したディフォルメの強い絵で鼻がないのはなんとも思わないのですが先日某氏の作品で自分のイメージと違いすぎて衝撃を受けたようなことがないことを祈ります。どちらかというと迫力ボディの西洋美人スキ〜なので顔も目鼻立ちがくっきりしていながら少女のような可愛さを持ってるのがよかったんですけどね〜。劇画工口をどうしても古いと感じてしまう感覚と同様にだんだん私自身の好みも時代に合わなくなってきてるんでしょうか。ちょっと不安。

*1:作品名は「春香先生の片想い」。今回未収録。結構好きな作品だったんですが残念。10月号は予告にあったのでHotMilkに毎号掲載かと思ってたらまた落としたみたい..。この時、らっこ氏まで落としたようで、予告になかった鬼ノ仁氏とD.P氏の原稿では足らなかったのか紺野あずれ氏の原稿が再掲載されるという悲惨な事態に。12月号予告には名前はなく干されてないことを祈ります...