服部ミツカ/エロ漫画女子。

エロ漫画女子。 (いずみコミックス)

エロ漫画女子。 (いずみコミックス)

  • (読了日11/28)絵柄&魅力:★★★☆☆、設定&話:★★★★☆、愛&エロス:★★★☆☆、総評&次巻期待度:★★★★

 清川カズサというのは本名でしたか。本と同名タイトルの作品に登場する女流エロ漫画家の名前の話ですが、実録風の作品はおもしろいと思います。作品どおりリアルの清川さんも爆乳メガネ美人だったらいいんですがこれは事実がどうあれ知らないほうがいいこと。きっとこの作者は敢えて本名を出すことで、この作品を使って汁を放つ全国の読者から犯される自分を妄想しているはず。これぞ女性工口漫画家ですよね。素敵です。
 他の読み切りもオリジナリティがあっておもしろかったです。4話目の「高梨セクソロイド」はあこがれの女性のDNAからクローンを作ったまではいいけど、それ自体は使わずに本物とやってしまうというのは痴女にしてみたらかなりクるシチュエーションかも。自分を好きと言ってくれる男性のはじめてをもらいながら、隣では自分とそっくりな女性が6Pで責められてるわけですから。お気に入り作品は本と同名のものと7話目の「東六2階の一番奥」。好きな男の子を覗き見る少女の気持ちとか見られていることに気づいた時の女性の行動とか、なかなか男性作家には描けない気がしました。1話目で明らかにデッサンの狂った横顔には一瞬引いたのも事実ですが、全体を読んだ印象としては嫌いな絵柄ではないし、作画も雑誌で読んだ時よりもよい感じです。ともかく、名前はよく知ってたし初単行本も目にはしてましたがこれが初購入です。掲載中の雑誌「美少女革命 極*1」は今のところ買い続けてるので今後も注目していこうと思います。

*1:偶数月22日発売