青田八葉（あおたやつば）：著者、連（むらじ）：イラスト／ピーチガーデン (1) キスキスローテーション

ピーチガーデン 1.キスキス・ローテーション (角川スニーカー文庫)

• （読了日12/14に一言）総評★★★★★　これはかなりいい作品。読み終えた後でもなお、まかみさんの放つ悪女の魅力には逆らい難い。ところでタイトル「ピーチガーデン」にはどんな意味が隠されてるんでしょうね。サブタイトルはまんまその内容でした。
• （追記12/17）　ハーレムものはもはや女の子が２０人出てこようが３０人になろうが新鮮味を感じるかどうかわからないほど耐性できてたつもりでしたが、結ばれる相手を決定したくなければ２４時間以内に別の女性とちゅっちゅっすればいいという野郎（＝隆）のお話にはさすがにチラと殺意が芽生えましたｗ。基本ストーリー自体はほんとに単純で、振られてばかりの主人公 隆が本気で彼女が欲しいと願ったら巫女姿のロリババ（見た目性格ともに９歳くらいだけど生まれて１７５年）が現れ、願いを叶えてあげるお話です。ただ、すんなり、ひとりの女性と出会ったら話はすぐに終わったのですが、候補となる相手が複数登場したため、隆を手に入れようと敵対し取り合いをするようになるし、一方で、隆もキスしてから２４時間経つと相手が確定してしまうため、決められない場合は違う相手にキスして保留することができるという理由で偶然を装ってチュッチュッしまくるわけです（最後はちょっと嘘ですが）。なかなかおもしろい状況というか設定で、２巻以降には更に新しい相手が増えそうです。単にラブラブじゃなく、殺し合うほどに奪い合うハイテンションさが作品に勢いをつけてて好感持てました。