板場広志/シカクのセンセ!

シカクのセンセ! (バンブー・コミックス DOKISPECIAL SELECT)

シカクのセンセ! (バンブー・コミックス DOKISPECIAL SELECT)

絵柄&魅力:★★★★★、設定&話:★★★☆☆、愛&エロス:★★★★☆、総評&次巻期待度:★★★★

  • 感想:読了日02/06

 バンブーコミックスでこのエロ密度はそこそこ危険領域。消しはたっぷり入ってますけど関係ないからなぁ、あの方たちは。ヤバイ話はこれくらいにして、作品はタイトルから想像できるように、資格をとるための専門学校(カルチャースクール)を舞台にしたお話。
 主人公の晋二は勉強もスポーツもだめ、努力もしない見た目も平凡な男。この学校の持ち主である校長の冴子は、293社めの不採用を受けながらもヘラっとした顔の晋二に対して、この学校で資格をとれと叱責。彼女は義母であると同時に、自分が愛した男*1のDNAを持つ息子を立派に育てることが彼を愛した証だと考えていた。しっかり授業料はもらうとの発言に、金がないと返す晋二には清掃のバイトを与え、ただ甘いだけでない厳しい面も持つ立派な女性であった、秘書の霧崎の不用意な発言を聞くまでは・・・(笑
 要するに、自分で(愛する人のDNAを受け継ぐ)子供を産む選択はなかったの?という発言に、その手があったかと、晋二の子種をもらうためのエロワールドが始動。一方では講師の一人が中学時代のクラスメイトであることがわかり急接近。校長が大事にする晋二を取り込めば自分に有利になると考えた美人女教師たちも彼にアプローチをかけてきてハーレム状態にまで発展。とどめは野心家の星野が性技によって最初に孕もうと仕掛けた結果、あまりの気持ちよさに晋二はとんでもないことに…。
 まさに精子をかけたタネ取り合戦!と上手いこと言えたと思ったらしっかり裏表紙に書かれてました orz ともかく、メインヒロインの屋木さんには愛があって良かった。キャラ的には霧崎なんですが。

 

*1:晋二の父の晋一はすでに他界